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キアヌのような、まつ毛

 

僕は、生粋の日本人でありながら、子供の頃から、「外人」とか「顔が濃い」と言われ続け、その濃い顔、色黒、太くて癖のある髪の毛にコンプレックスを抱き続けて来ました。

 

ハタチになり、僕は好きな女性が出来ました。それまで彼女が出来ない理由として、原因はその顔にあるのだと確信しました。自分を変えて、その好きな女性に好かれる為に、その日本人離れした顔立ちから脱する決意をしました。

 

ストレートパーマをかけ、髪を茶髪にしました。更に、出来るだけ、昼間は日差しを浴びないように外に出ず、出ても、日焼け止めクリームを塗る事を徹底的に努め、今までにない白い肌にする事に成功しました。

 

しかし、鏡を見ても納得がいきません。何かが足りないのです。
じっくり自分の顔を見て、やっと気づいたのが、そのはっきりし過ぎた”目”でした。さすがに目を変える事は出来ませんが、実は、くっきり二重の目だけには、自信がありました。

 

当時、大好きだった、ハリウッドスターのキアヌ・リーブスもくっきり二重だし、僕と何が違うのか、映画雑誌に載っているキアヌをじっくり見ると、まつ毛が、僕のように濃く長くカールがかかったまつ毛ではなく、短く薄い事に気付きました。

 

これなら出来る、僕は、まつ毛をハサミで慎重に短く切り、薄く見せる為、目がヒリヒリするのも耐えながら、毛髪用のブリーチでまつ毛を茶色に染めました。

 

丁度、友達大人数で集まる事になり、変わった僕を見てもらう大舞台が決まりました。その中には、あの好きな女性もいるのです。

 

集まるなり、男友達は、「お前、やり過ぎだろ。」「髪はいいけど、まつ毛はおかしいだろ。」と、特にまつ毛には不評の嵐です。

 

女性陣も「くせ毛も個性的で悪くないよ。」とか、「色黒いのも、男らしくていいよ。」と、前の方が好印象という意外な評価です。

 

とどめは、好きな女性の一言、「まつ毛長くて、カールしてて好きだったのに、憧れる位だよ。」

 

僕は、即、元に戻す事を決意しました。その後、めでたく、僕は、彼女と付き合う事に成功しました。

 

あの変身は、無意味でした。今では、コンプレックスだった長くてカールのかかった、まつ毛もチャームポイントです。